ふるさと洲本応援事業特別開催 清川あさみ個展

ふるさと洲本応援事業特別開催 ふるさと洲本応援事業とは…洲本市では、ふるさと納税制度により、本市に寄附をいただいた方に謝意を伝えるとともに、洲本市の魅力のPRを図るためにイベント等を開催しています。
清川あさみ個展
あめつち
の
うた
2021年7月22日-8月15日 会場:S BLICK(淡路島) 〒656-0021兵庫県洲本市塩屋1丁目1-8

ABOUT

アーティストとしての
活動20周年を迎えた清川あさみ。
この展覧会は、彼女のルーツとも言える
故郷・淡路島での初めての個展となります。
初期の作品から、
代表作である「美女採集」シリーズや
「TOKYOモンスター」、
そして最新の大型作品「あめつちのうた」、
アニメーション作品「くにうみ」を
含む約40点を展示します。

アニメーション作品「くにうみ」(2021)

わたしたちのおはなし
「日本書紀」(2020)

貝合わせ「やくも」(2018)

淡路島で生まれ、服飾を学ぶ為に1997年に上京しました。その頃の私にとって、東京は人やものや情報が集まるだけでなく、自分自身が表現者となる可能性に満ちた場所でした。上京した当日、原宿の路上でスカウトされ、始まった女性誌のモデルのお仕事もそのひとつでした。
モデルをしながら、他人から見た人の外面と内面の関係にその人の深層心理や社会状況がどのように影響するのか?ということに関心を持ちました。ファッション誌が扱う商業写真が「表」だとすると、「裏」に隠れたモデル自身の心の奥に興味が湧いたのです。
そして写真に刺繍をするという方法で、誰もが持っているコンプレックスなどをテーマにしたシリーズが「美女採集」、「Complex」、「TOKYOモンスター」などになります。
糸は日常の様々な場面に現れます。刺繍をすると、どんな所にでも物質感を伴ったイメージが現れます。そこには過去・現在・未来へと物語を繋ぐ力があると信じています。
世界中でCOVID-19が猛威を振るい、先の見えない不安が人々の間に広がるなか、希望の光を実感したのは、自分が生まれた場所に戻り、太古から変わらぬ海や朝日の美しさを目にした時でした。
国生み神話で知られるイザナギとイザナミは高天原の神々に命じられ、日本の島々を創成したと言われます。そのはじまりの島としても語られる故郷、淡路島から臨む海とそこに浮かび上がる朝日をモチーフに作品をつくりたいと思いました。
人間と自然との新たな関わり方が求められている現在、自分たちが自然の一部であることを知ると共に、生命の美しさを讃える「あめつちのうた」がうまれました。
この作品が、これからの私たちの新しい物語を紡いでくれることを願って。

清川あさみ

ご来場の際はマスクの着用をお願いします。発熱や咳症状など、体調が優れない方のご来場はご遠慮ください。会場内の密を避けるため、一度に入場できる人数を制限してご案内する可能性があります。コロナウイルス感染拡大防止対策のご協力お願いします。

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※コロナウィルス感染拡大の影響や、その他やむを得ない理由で、展覧会・イベント内容は予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

MESSAGE

展覧会開催、そして、
清川あさみアーティスト活動20周年を
記念して、
各界の著名人のみなさまから
お祝いのメッセージをいただきました。

  • 谷川 俊太郎詩人

    〈Scissors and string/needles and pins〉マザー・グースにもうたわれた日常的なクラフトを、清川さんはアートに変身させた。

  • 茂木 健一郎脳科学者

    清川あさみさんとはデザインやアートの番組で二人でMCをしましたが、感性のしなやかさと反応の素早さに驚愕しました。はっと気づいたら光速で移動している猫のイメージです。これからも、どんな美や感動を採集して形にしていくのか楽しみです。その行動エンジンの燃料は「愛」だと思われます。だからこそ多くの人を惹きつけ、その行くところ、キラキラと魔法の光が飛び出ていくのでしょう。アーティスト活動20周年おめでとうございます!

  • 戸田 恵梨香女優

    今、あの目は何を捉え
    その手で何を奏でるのだろう
    脳ではきっと何層にも重なる色彩が、音色があるのだろう
    その柔らかくて鋭い世界が
    私たちの心をも満たしてくれる
    手に入れたかった何かを代わりに掴み取ってくれるのかもしれない
    そう思わせてくれる人清川あさみ

  • 大島 優子女優

    美女採集から出会い、プライベートでも会うようになり、今や最も信頼を置ける姉のような存在。 普段は、私が迷っていると光を照らして道標となり、後押しをしてくれます。それも、力強くて、勇気を一番くれるのです。作品では、その小さな身体の中に巡っているエネルギーを、すべて放出してて、しなやかに私たちの心に突き刺してくる。いつまでも、追いかけても手の届かない、憧れの姉でいてくれることを願っています。誰にも話していないお互いのアレコレは、墓場まで持っていきましょうね笑 活動20周年おめでとうございます。大好きです。

  • 鈴木 おさむ放送作家

    清川さんとは家族ぐるみのお付き合いをさせていただいてます。一緒にUSJに行ったり、地元の淡路島に行った時には、お父さんに地元を案内までしていただき、釣りまで一緒にしてしまいました。
    清川さんはどんな人かと聞かれたら、本当に超おいしい食パンみたいな人だなと。
    本当に超おいしい食パンって、すっごいこだわりぬいてるし、それだけでも超おいしいんですけど、バター塗ってもジャム塗っても何乗せても超おいしいんですけど、清川さんは何を作ってもそれに染まることが出来る。だけどね、結局、超おいしい食パンのように、大切な部分は絶対に変わらない。
    優しくて温かくて、見た目以上のこだわりがあって。
    見た目からして色んなフォルムをしたパンって沢山あるけど、超おいしい食パンを作ることが一番難しいと僕は思ってしまう。
    だから清川さんはすごいなと。
    これから、40代、50代、60代になって、その超おいしい食パンの味も変わっていくはず。
    楽しみです。

  • 谷川 じゅんじ
    スペースコンポーザー / JTQ代表

    魔性と母性のアンサンブルは目まぐるしくも愛らしく、時の流れを漂いかき分けひかりを放つ。あの「ウフフフ」とともに舞い降りる冷やかな審美性こそ、“アーティスト清川あさみ”の核心なのだと僕は思う。風の時代の到来を予言するがごとく振る舞い吹き抜けた20年という年月。物理的な質量や時間的な経年を飛び越えた啓示だった。時代の艶、匂い、胎動のアンサンブル。マエストロあさみの調べは、いつも僕の半歩先をはらはらと吹いていくのだ。

  • 石上 純也建築家

    繊細な糸を用いて力強い壮大な世界を描き始めてからもう20年も経つんですね。
    おめでとう。清川さんだけにしかできない技法を清川さんにしかできない表現と世界観で、ストイックに高めていく姿勢は職人的です。伝統工芸を自ら生み出そうとしているかのようです。その職能が故郷の古くからの芸能と結びついたことは必然的です。未来へと向かう表現が、遠い過去からの歴史までも包含して、新しい世界が開ける予感がします。更なる飛躍を期待しています。

  • 後藤 繁雄編集者 / アートプロデューサー / 京都芸術大学教授

    清川あさみさんの、近年の「神話」の作品は、彼女が今までやってきた「美女採集」や「TOKYOモンスター」を見事に跳躍発展させたものだと感動した。私的で日常的なものと、古代からの普遍なものが見事にアップデートされていたからである。とりわけこのコロナの全人類的なカタストロフの時に、彼女の作品世界は、ますます重要な使命を帯びるだろう。なぜなら今の時代ほど、人の想いの底にある「真心(まごころ)」が求められる時代はないからだ。清川あさみさんのアートの「いとなみ」が、多くの人の心に希望の光を与える時が来たと痛感する。

  • 最果 タヒ詩人

    20周年おめでとうございます。清川さんが絵札を、私が訳を担当した『千年後の百人一首』を作っていた当時、日々メールで送られてくる清川さんの作品は、和歌そのものでありながら、今、ここでその歌が詠まれたかのような新鮮さを宿していて、歌を送り合う日々を生きた当時の人の気持ちを、少しだけなぞれたような心地がしました。繊細さの中にこそ宿る大胆さは、何よりも美しいと感じます。百首の絵札と訳が揃ってから、見せてもらった原画の繊細さには、「繊細」という言葉では言い尽くせない鮮やかさがあり、それをいつまでも、目で辿っていたかった。すべてが発見のようで、すべてが懐かしさのようでもある、清川さんの作品が好きです。これからも、新たな作品に出会っていけること、とても楽しみに思っています。本当におめでとうございます!

  • いとうせいこう作家

    清川さんとは淡路人形座で伝統芸能を新しくする仕事を始めています。その感覚と粘りに日々つくづく感心しながら。
    てことで、あさみちゃん、成人式おめでとう。一生大人にならずに、でもみんなで一緒に深く年を重ねてまいりましょう!

  • 永山 裕子建築家

    あさみさんは特別な目を持っている。その目で人の中にある本来の姿を見つけ出し、指先と針と糸でそれまで見えていなかった新しい姿を紡ぎ出す。その眼差しは優しく、でも時に狂気的。目の前に出てくる表現は恐ろしく繊細な作品だ。そのアンバランスさが魅力。20年ひとつの表現で突き詰めて、次々に新しい世界を切り開いてきた。これからもその繊細な指先で新しい世界を切り開いていくのだろう。20周年、おめでとうございます。

  • 伊藤 東凌両足院副住職

    「文化イベントと文化の継承は違う。」
    「単発の打ち上げ花火をあげても、人が育んできた大切な文化の上積みにはならない。」
    先日やさしく微笑みながらあさみさんが話してくれたこの言葉達から、20年間表現し続けてきた自信と愛のようなものを感じました。
    私が住む禅寺両足院での「『千年後の百人一首』原画展−糸で紡ぐ、歌人のこころ−」でも披露された過去の人と未来の人と同時に対話を進めるような独自の時空感覚の作品にこれからもワクワクしています。

  • 山口 裕美アートプロデューサー

    写真×刺繍という新しい表現からそのキャリアをスタートした清川あさみちゃん。思い出は、やはり名和晃平さんとの結婚です。内緒にして、という言葉と共に、お式の写真をいただいた時には、誰にも見せられないため、猫に見せていました。その後、さらに大活躍。昨年は明治神宮ミュージアムに素敵な作品を出品していただき、感謝しております。故郷、淡路島のプロジェクトも本当に大変だと思いますが、心意気で頑張ってください。

  • 川崎 祐一起業家 / 現代アートコレクター

    人の為に全力になれ、人との繋がりをとても大切にする それがあさみさんの大きな魅力です!
    『繋ぐ』『繋がる』『繋げる』を具現化させる為のツールとして刺繍を用いた創作活動を行っているように感じ、その表現力は見るものを虜にします。次はどの様な作品を発表してくるの!?とワクワクさせ、一度見たら忘れない“記憶に残るアーティスト”です。

  • 丹羽 三恵子恩師

    ようこそ そしておかえりなさい
    美女採集作品群、私たちは淡路島に居ながらにして観ることができて、嬉しいです。都会にマッチして人々を魅了したあさみちゃんの手仕事、淡路の土と緑、潮風の中で、どんな化学反応をおこし、若者たちに夢を届けてくれるのか、た・の・し・み

(敬称略)

ARTIST PROFILE

Official Website

清川あさみ / アーティスト

1979年、兵庫県・淡路島生まれ。東京を拠点に活動。
服飾を学ぶと共に雑誌の読者モデルをしていた2000年代より“ファッションと自己表現の可能性”をテーマに創作活動を行う。雑誌やSNSなど、人々が日々関わる情報メディアやシステムが拡張する社会で、個人のアイデンティティを形成する“内面”と“外面”の関係やそこに生じる心理的な矛盾やギャップなどを主題とする。
偶然「糸」が写真の上に重ねて置かれたのを見たことから着想し、モデルとなる人物を撮影して、その写真に直接刺繍するという独自の手法をはじめる。「糸」と写真のほかに、雑誌や本、布やキャンバスなど、ミクストメディアによる多様なビジュアル表現を展開する。
代表作として「美女採集」 「Complex」「TOKYOモンスター」などがあり、人がそれぞれ持つ人生のストーリーや、心の状態と社会状況の関係を作品化し、国内外の美術館で展覧会を多数開催。また広告・空間・映像・舞台のアート&クリエイティブディレクターとしても活躍する他、絵本作家としても活動を続け、谷川俊太郎氏と共作の絵本『かみさまは いるいない?』は児童書の世界大会の日本代表に選出。故郷・淡路島の活性化にも積極的に携わる。

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